ロゴとは
ロゴが何かを理解するには、ロゴの主要な目的が何であるかを理解しなければなりません。ロゴは、会社の商業的なブランドや経済実体の側面を持っています。信用、賞賛、忠誠に値する物かをロゴにより判断されることもあります。ユニークな、形、色、フォントやイメージが、印象的なものとなり会社のシンボルとなります。ロゴは、会社のアイデンティティーとして使われます。
効果的なロゴデザイン
良いロゴは、特徴的で、適切で、実際的で、写実的で、単純です。効果的なロゴには、「コンセプト」「意味」を含んでおり、時には所有者が意図したメッセージを伝えます。ロゴは、どんなサイズででも印刷されることができ、色がなくても認識できる必要があります。デザインがこれらの基準を満たすためには、下記の5つの主義に従う必要があります。
1. シンプル
単純であることは、設計が簡単で、認識しやすく、融通がきいて、覚えやすい。複雑な形、多彩な色、多くのフォントを利用することは避けなければなりません。
2. 印象的
記憶に残ることが重要です。印象的にするために、グラデーションの多用、影を付ける、輝かせるなどといった特殊効果を施すのは避けるべきです。
3. 色あせない
時とともに色あせてしまってはいけません。流行に左右される表現を避け、時間に限定されないものにすることが重要です。
4. さまざまな用途
ロゴは、いろいろな用途で利用されます。そのことから、どんなサイズにでも対応できなくてはいけません。ベクター・フォーマットで設計されていることが重要です。また、白黒や単色で利用されることも考慮しなくてはなりません。コストを考慮すると、多くの色を利用することは避けるべきです。印刷問題に遭遇しないように、商業印刷のプロセスに慣れ親んでおく必要があります。CMYK、RGB と Pantone (DIC)の違いを知っておいてください。
5. 適切
観衆に対して適切でなければなりません。たとえば、無邪気なフォントと色彩の組み合わせは、おもちゃ店に適切なロゴとなります。ロゴ自体に、会社が何の業種なのか表現する必要はありません。レストランのロゴに食物を表現する必要はなく、歯医者のロゴに歯を表現する必要はありません。メルセデスのロゴは車ではありませんし、アップルのロゴはコンピュータではありません。
世界標準の記号やシンボルを利用することは適切ではありません。他社のロゴを組み合わせてデザインすることも適切ではありません。
ロゴをデザインする
ロゴを作成するときは、最終的なデザインがクライアントの要件を確実に満たすようにいくつかの手順を踏む必要があります。
要件
クライアントにアンケートまたはインタビューをしてデザインに役立つ要件をまとめる。
リサーチ
産業のリサーチを行い、歴史や背景、競合の調査を行う。
参照
今あるいろいろなロゴ参考に、現在のスタイルと傾向に関する研究をする。
スケッチと概念化
スケッチすることは、デザインをする上で重量なプロセスです。コンピュータに向かう前に、鉛筆でスケッチすることは、浮かんだことをすぐに表現できるため想像することに集中できます。融通がきくロゴを作成する1つの方法として、白黒で設計し始めると良いかもしれません。このことで、概念と形に集中することができます。
時には休息
休憩を取ることも重要です。これはあなたの考えを成熟させたり、新たな熱意をかき立てることができます。斬新なアイデアがでるかもしれません。
プレゼンテーション
出来上がったロゴをクライアントに提示する際のプレゼンテーションを考えてみる。最高のプレゼンテーションが考えられたら、良い出来のロゴなのかもしれません。