Service Pack をあてた Windows 2000 インストールディスクを作る
Windows 2000 で Service Pack が出た場合、OS を新規インストールした後に Service Pack をあてるといった作業を行わなくてはなりません。これを、Service Pack があたった状態で OS をインストールできるようにします。それには、オリジナルの CD の内容に Service Pack の内容をアップデートすることで実現できます。ここでの説明は、i386 のアーキテクチャのみを対象にしています。
Windows 2000 の OS インストール CD の内容をハードディスクにコピーします。(ここでは、 C:\IMAGE\WIN2000SP2)
Microsoft の Web サイトなどから『Windows 2000 SP2 ネットワーク インストール』である W2KSP2.EXE を入手します。C:\IMAGE ディレクトリーに Service Pack があることが前提です。
入手した Service Pack を適当なディレクトリーに展開します。コマンドプロンプトを利用して "w2ksp2 -x"
と実行します。
展開するディレクトリーを何処にするか聞いてくるので、Service pack を展開するディレクトリーを入力します。(ここでは、C:\IMAGE\SP2)
途中、展開中であることを示すウィンドウが表示されます。以下のウィンドウが表示されたら展開は終了です。
展開が完了したら、Service Pack に含まれる update コマンドを実行して、先ほどインストール CD からコピーした内容をアップデートします。update.exe
のあるディレクトリーに移動してコマンドを実行するか、フルパスでコマンドを実行します。(update -s:<original dir>)
コマンドプロンプトを利用して "update -s:c:\image\win2000sp2"
と実行します。
途中、統合中であることを示すウィンドウが表示されます。以下のウィンドウが表示されたら統合は終了です。
統合インストールが終了したら出来上がり。 C:\IMAGE\WIN2000SP2 の内容を CD-R に焼くと Windows 2000 SP2 インストール CD の完成です。しかし、これっていいのかなあ?オリジナルを持っているし、インストールするマシンが1台のみならライセンス違反じゃないよね?ううむ......